ヘアケア

パーマとヘアカラーのダメージはどう違う?パーマ・ヘアカラーのダメージに合わせたお手入れ法

パーマとヘアカラーはどちらも、女性のイメチェンや魅力を引き出すことにつながる嬉しいメリットがありますが、どちらもそれなりのダメージがあるメソッドでもあります。

では、パーマとヘアカラーどちらかを施そうと考えている際、どちらがダメージが少ないのか、早めに押さえておきたいポイントなのではないでしょうか?

今回はパーマとダメージのそれぞれのダメージのレベルと違い、パーマまたはヘアカラーのダメージに合わせた最適なヘアケアをわかりやすく解説。

パーマで理想の質感と髪型、ヘアカラーでお気に入りの髪色をキープするために、知っておきたいダメージのレベルとそれぞれの違い、適切なヘアケア法をぜひ参考にしていただければと思います。

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目次

パーマとヘアカラーのダメージとは?それぞれのレベルと違いを解説!

繰り返し施すことが多いパーマとヘアカラーは、どの程度髪と頭皮にダメージの影響があるのでしょうか?

ここではパーマとヘアカラーそれぞれのダメージのレベルを一緒に見ていきましょう。

パーマのダメージについて

パーマとはそもそも、専用の薬剤を使用し、髪に塗布しながら人工的にカール・ウェーブを作っていく施術のことを言います。

パーマでカールやウェーブが作られていくのは、髪の内側に存在しているタンパク質を多く含むコルテックスを、パーマの薬剤が結合させる仕組みを持っているため。

パーマの専用薬剤は、コルテックスに作用することで髪の内部にまでダメージが届きやすくなり、毛髪内部の成分が流れ出てしまうことでパサつきや絡まり、髪の不自然なうねりなどが出やすくなると考えられています。

ヘアカラーのダメージについて

ヘアカラーは、専用の薬剤を使用して、髪色をバリエーション豊富なカラーに染め上げる施術のことを言います。

ヘアカラーでは主に、髪の表面に構成されているキューティクルが傷みやすくなります。

ヘアカラーによって髪色が染まっていくのは、含有された薬剤がキューティクルを剥がし、内部に染料を浸透させていくため。

ヘアカラーの繰り返しは、毎回毎回髪の表面のツヤやうるおいを守るキューティクルが剥がれていく状態になるため、内部のコルテックス強いダメージを受け、パサつきや頭皮の乾燥などにつながることがあります。

髪が傷みやすいのはパーマよりもヘアカラー

パーマ・ヘアカラーともにそれなりのダメージが髪に加わりますが、ヘアカラーの方がダメージが強いと考えられています。

その理由は、ヘアカラーに使われている酸化染料やアルカリ剤、界面活性剤や過酸化水素が化学反応を起こし、髪のメラニン色素のタンパク質を分解していく仕組みがあるため。

髪の毛はそもそもタンパク質を材料として生え、成長していくため、タンパク質の分解に強く作用してしまうヘアカラーは、パーマよりもダメージが強く出ると考えられているのです。

パーマとヘアカラーそれぞれのダメージに最適なヘアケア法!

パーマとヘアカラーは、それぞれキューティクルを開いて内部に薬剤を浸透させる流れとなるため、コルテックスにもダメージが及び、そのレベルはどちらも深刻になるんですね。

パーマやヘアカラーを施したばかりの髪は、これまでよりも見た目がキレイに仕上がっていても、髪の表面のキューティクル・内部を構成するコルテックスにはダメージが加わった状態。

パーマやヘアカラーをした後、ダメージを蓄積させないための最適なヘアケア法をそれぞれチェックしてみましょう。

パーマのダメージに最適なヘアケア

パーマをかけたら、そのふんわりとしたフォルムを長くキープし、髪と頭皮のダメージを増やさないためのヘアケアをしましょう。

ここではパーマをかけた際にはじめておくべき最適なヘアケアをご紹介します。

パーマをかけた後におすすめのシャンプーの種類

オーガニックのものに偏ってしまうと修復効果が弱くある程度質の良いものを使わないと、オーガニックのみだと髪がパサついてしまいます。
当店では、ケミカル施術(カラーやパーマの方)には、完全にオーガニックよりある程度質の良いシリコン配合のものを推奨しています。

アウトバストリートメントを欠かさずに使う

パーマで傷んでしまったキューティクルをケアし、つややかな質感を取り戻すために、オイルタイプのアウトバストリートメントを欠かさずに使いましょう。

オイルタイプのアウトバストリートメントはパーマをかけた髪によく見られるパサつきにツヤを与え、光の反射を受けて輝きある質感に整えてくれます。

タンパク質補修のためのインナーケアを

パーマを施すと、髪の内部への薬剤の浸透によって髪の内部のタンパク質が流れ出た状態になります。

意外に知られていないのですが、タンパク質は髪の外側からの浸透が難しいと言われているため、タンパク質を多く含有する食べ物でのインナーヘアケアをはじめておきましょう。

パーマをかけてからの日々の食事は、タンパク質を多く含む肉類や魚類、大豆製品や乳製品などを積極的に摂り入れておくと、パーマによる髪のタンパク質不足のケアにつながっていきます。

ヘアカラーのダメージに最適なヘアケア

ヘアカラーは髪の外側のうるおいやツヤ感、まとまりのある質感を維持するキューティクルダメージの補修が必要になります。

ヘアカラーをした後の、キューティクルのダメージケアに最適なお手入れ法をさっそくチェックしてみましょう。

カラーリング専用のヘアケアアイテムを使う

カラーリング専用のシャンプーやコンディショナーは、一般的なヘアケア製品には見られない、カラーの色落ちやムラを抑える効果が期待できます。

さらにこのタイプのシャンプーやコンディショナーは、ヘアカラーによって開ききってしまったキューティクルを引き締めながら不要な汚れのみを洗い流す作用があるため、カラー後数日は専用のヘアケア製品を使うようにしましょう。

ヘアカラーでは髪質がアルカリ性に傾いた状態になりますが、カラーリング専用のヘアケア製品は髪本来の弱酸性に戻す働きも備わっていますよ。

トリートメントによる補修

ヘアカラーによってキューティクルが傷んだ際の適切なヘアケアは、トリートメントによる補修。

ヘアカラー後は、髪の摩擦や間違ったドライヤーの使い方、紫外線による熱やダメージなどでトラブルが起こりやすい状態となるため、髪と頭皮をやさしくいたわるための、ダメージ補修に特化したトリートメントでお手入れをしましょう。

ヘアカラーは特に、ドライヤーの熱や紫外線、髪の摩擦によって色落ちやムラなどができやすいため、髪に刺激を与えない生活習慣を心がけることもポイントになります。

タオルドライとドライヤーを正しく使う

ヘアカラーを施した際のタオルドライは、キューティクルが開いて髪がいつも以上にデリケートになっているため、摩擦を与えないようにやさしく水分を取り除くようにしましょう。

またドライヤーを使う際は、キューティクルの補修やツヤを引き出す効果が期待できる、温風・冷風を交互に当てる使い方がおすすめです。

濡れた髪はダメージの原因になりやすいため、ドライヤーはできるだけ早く使い、髪全体にまんべんなく温風・冷風が行きわたるよう、小刻みに揺らして使うことがおすすめです。

髪が傷みにくいパーマやヘアカラーはあるの?

パーマ・ヘアカラーそれぞれには髪が傷む根本的な原因・仕組みがありますが、髪がそもそも傷みにくいタイプのパーマ・ヘアカラーであれば、少しは気持ちも安心できるのではないでしょうか。

常に進歩し続けているパーマやヘアカラーのタイプは、髪が傷みにくい種類がいくつも存在しています。

美容室でのヘアオーダーや美容師さんとの相談の際にも役立つ、髪が傷みにくいパーマとはヘアカラーの種類、それぞれのおすすめポイントを一緒に見ていきましょう。

髪が傷みにくいパーマについて

ダメージレスなパーマの種類として注目されているのは、「弱酸性デジタルパーマ」という施術。

髪の弱酸性の性質を維持したまま施術ができる弱酸性デジタルパーマは、

  • 加温する温度が40~60℃程度とダメージを抑えやすい
  • 髪にダメージを与えることなくパーマの成分となる還元剤を浸透させる
  • 施術時間が比較的早いため、従来のパーマよりもダメージが少ない

などのメリットがあります。弱酸性デジタルパーマは、これまでのパーマの仕上がりによくあるパサつきなどが見られず、カールアイロンで巻いたようなつややかでナチュラルな仕上がりになるところもおすすめのポイントです。

髪が傷みにくいヘアカラーについて

髪が傷みにくいヘアカラーは、

  • セルフでの手軽な使用ができるヘアカラートリートメント
  • 美容院での施術が受けられるファイバープレックスヘアカラー
  • オーガニックカラーなど植物由来成分配合のもの

が選択肢のひとつ。

ヘアカラートリートメントは、髪のダメージを補修するトリートメント成分が配合され、キューティクルを開かず、髪の表面のみに色が付く仕組みとなっているため、デリケートな肌質の女性の愛用者が増えています。

美容院での注目メニューでもあるファイバープレックスヘアカラーは、毛質強化剤と言う専用の薬剤を使用して施術するヘアカラーで、髪の芯の部分が傷まないように補強しながらキレイでムラのない髪色に染められるメリットがあります。

~おわりに~

パーマは髪の内側に、ヘアカラーは髪の外側にダメージがかかる状態となるため、どちらもそれなりに傷みが出てしまうのは考慮しておく必要がありそうですね。

ただパーマやヘアカラーは、髪質によってダメージが出にくい薬剤・種類も展開されるようになっているため、施術を受ける際はぜひ気軽に担当の美容師さんに相談して、理想のパーマまたはヘアカラーで新しい髪型・髪色を楽しんでいただければと思います。

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