髪の毛からイヤなニオイが出ていることに気付くと、まわりにもばれてしまっているのではないかととても恥ずかしい気持ちになってしまうものですよね。
徐々に夏が近付くこの頃、頭皮はいつも以上に皮脂分泌が活発になり、汗をかく頻度が増えてくるため、髪のニオイに関する悩みは早めに解決しておきたいもの。
ここでは髪の気になるニオイが出てしまうのはどんな原因があるのか、ニオイの悩みを解決するヘアケア・生活習慣の対処法を解説していきたいと思います。
清潔で健やかな髪と頭皮環境を早めに取り戻すべく、ニオイとエチケットに関する対処法を最後まで参考にしてくださいね。
スポンサーリンク
目次
髪の毛が臭う原因とは?
丁寧なヘアケアを心がけているつもりでも、日中や夕方になると髪のニオイが気になる…。
もしかするとその原因は、間違ったヘアケア・乱れた生活習慣などがニオイのもととなっているのかもしれません。
ここでは髪の毛から気になるニオイが出てしまっているよくある原因を一緒にチェックしてみましょう。
頭皮のニオイが髪の毛に移っているのかも?
髪の気になるニオイは、頭皮に出たニオイが移って臭く感じてしまうことがあるんです。
頭皮は髪と真っ直ぐにつながり、風や空気の流れ、湿気などによって髪が頭皮に付着することも頻繁にあるもの。
頭皮のニオイの原因はノナネールと言う物質で、頭皮から分泌される皮脂が分解されることによって不快なニオイを発してしまいます。
さらに毎日のシャンプーやトリートメントのヘアケアで、十分な洗い流しができていないと液体が頭皮に残り、雑菌の繁殖によって頭皮のニオイが髪に移ってしまうこともあるんですよ。
雑菌の増殖によるもの
頭皮が臭く、髪にも不快なニオイが移ってしまっているのは、ジアセチルという雑菌の増殖が原因と言えるかもしれません。
もし頭皮が納豆のような不快なニオイを発している場合は、ジアセチルが頭皮に存在しているブドウ球菌によって分解され、油が混ざったようなニオイを感じることがあります。
納豆のような頭皮・髪のニオイは、汗や皮脂分泌に反応して強くなり、空気や風の流れに沿って広がる性質を持っているため、自身ではもちろんまわりにも気付かれやすいニオイのひとつとなっています。
髪のダメージによるもの
髪や頭皮の気になるニオイは、汗や皮脂の過剰な分泌ばかりではなく、髪のダメージも原因のひとつになると考えられているんです。
枝毛や切れ毛、パサつきが目立つ髪は、髪の表面と内部が栄養不足でスカスカの状態になり、頭皮のニオイはもちろん、大気中の不快なニオイを吸収して髪と頭皮全体のニオイにつながってしまいます。
また髪はニオイのもととなる物質を吸収しやすい性質があるため、ダメージが顕著な髪は特にそれを吸い込んで強いニオイを発してしまうことがあるのです。
脂質の摂りすぎによるもの
脂っこく脂質が多い食べ物ばかりを食べていると、頭皮から分泌される皮脂が過剰になり、空気と酸化して強いニオイを発する原因になってしまいます。
脂質の多い動物性タンパク質は、腸内の悪玉菌のエサとなるため、頭皮や髪ばかりではなく体臭につながることがあり、乱れた食生活も頭皮や髪のニオイの要因と考えられています。
髪の不快なニオイに気付いたら…ヘアケアと生活習慣の対処法
髪の不快なニオイに気付いたら、これまでのヘアケアが間違っていたり、生活習慣が乱れていることのサインと言えるかもしれません。
髪に今出ている不快なニオイを早めになくすために、ここでは正しいヘアケアと生活習慣でできる対処法を参考にしてくださいね。
髪のニオイをなくす正しいシャンプー方法
髪の気になるニオイをなくすためには、正しいシャンプー方法を身に付けて継続していくことが根本的な解決策になります。
髪のニオイをなくす正しいシャンプー方法について、それぞれのポイントと注意点をまとめてみました。
ぬるま湯を使って丁寧に予洗い
髪のニオイが気になると、熱い湯温を使った方がニオイが流れやすいイメージを持ってはいませんか?
湯温が熱すぎると、髪と頭皮に必要なうるおいが流されて、パサつきや切れ毛、枝毛ができやすくなってニオイの原因物質を吸収しやすい状態に。
髪の予洗いをする際は38℃程度のぬるま湯を使って、2分程度の時間をかけて丁寧に予洗いをしましょう。
予洗いをしっかりと行うことで髪の汚れが洗い流され、シャンプーの泡立ちが良くなる分、ニオイケアが時短で完了できますよ。
質の良い泡を作って洗う
シャンプーは手のひら、または泡立てネットを使って質の良い泡を作るようにしましょう。
シャンプーの泡立ちが悪いと、髪と頭皮に摩擦がかかってダメージからのニオイ発生につながることがあるため、もっちりと豊かな泡を作って洗うことがポイントです。
頭皮や髪には爪を立ててゴシゴシ洗いしないように気を付け、指の腹を使いながら頭皮マッサージをするようにリズミカルに行いましょう。
時間をかけて丁寧に洗い流す
シャンプーとトリートメントまでのヘアケアが完了したら、すすぎも同じように38℃のぬるま湯で、2分以上の時間をかけて丁寧に洗い流しましょう。
シャンプーやトリートメントのすすぎ残しがあると、雑菌の繁殖から髪のニオイにつながることがあるため、ぬるま湯のシャワーをまんべんなく、頭のてっぺんから毛先にかけて流すようにしましょう。
タオルドライ後はすぐにドライヤーを使う
タオルドライ後の湿った髪は、ニオイの原因となる雑菌がもっとも増えるタイミングだと言われています。
そのためタオルドライ後はできるだけ早く、自然乾燥を避けてドライヤーを当てるようにしましょう。
髪の根元は毛先に比べると、余分な水分が溜まりやすく雑菌からニオイに変わりやすい部位のため、ドライヤーは始めに根元から集中的に当てて乾かすようにしましょう。
ヘアミストやヘアコロンは即効性が期待できる
髪のニオイに気付いた際にも、常備しておくと安心なのがヘアミストやヘアコロン。
このような髪のニオイ対策に役立つアイテムは、
- ニオイの吸収を抑え、頭皮と髪を保湿する
- 余分な皮脂を収れんしてサラサラの頭皮、髪に導く
- やさしい香りが頭皮と髪のニオイを中和する
などのメリットがあるため、好きなブランドや香りが使われているものを選び、常に持ち歩くようにしましょう。使用の際にはあらかじめブラッシングをして髪の汚れ・誇りをはらっておくことが、浸透・フィット力を高めるポイントになります。
ヘアミスト・ヘアコロンは髪・頭皮への浸透・フィット力に優れているため、帰宅後は早めにシャンプーをして洗い流すと、雑菌の繁殖予防につながります。
繊維質や乳酸菌を含む食べ物でインナーケア
髪と頭皮は、体内に蓄積しているニオイの原因、老廃物や毒素を代謝する際のデトックスにも深いかかわりがあります。
体内に髪のニオイを誘発する物質が溜まっていると、デトックスの際に髪と頭皮を通じて不快なニオイに変わってしまうことがあるため、毎日の食生活にも気を配るようにしましょう。
- 緑黄色野菜、キノコ類、根菜、海藻類に含まれている食物繊維
- ヨーグルトやチーズ、発酵食品に含まれている乳酸菌
は、腸の老廃物に作用して分解や代謝にアプローチするため、髪のニオイが気になる際のインナーケアとして積極的に補うようにしましょう。
髪の不快なニオイを未然にブロック!予防のための対処法まとめ
髪のニオイはそれが発してしまう前に、適切なケアをしておく予防方法も押さえておきたいポイントですよね。
ここでは髪の気になるニオイの予防ができる、生活習慣とヘアケアのポイントをまとめてご紹介します。
まとめ髪をしてニオイの付着を防ぐ
髪と頭皮のニオイは、大気中の汚れやタバコの煙など、外的なものが空気・風・湿気の量によって髪と頭皮に付着して起こることがあります。
丁寧なヘアケアをしていても、外的な要因による髪・頭皮へのニオイ付着は避けられないケースもあるため、できるだけこの影響から髪を守るために、まとめ髪のアレンジで工夫を取ってみましょう。
髪をまとめるヘアアレンジは、外気に触れる髪の面積が少なくなる分、ニオイの付着・吸収を抑えることができますよ。
トリートメントで保湿をする
髪の乾燥やうるおい不足、枝毛や切れ毛などの目立った状態は、ニオイの原因物質を吸収しやすくなるとお伝えしました。
そのため毎日のヘアケアでは、髪にたっぷりの栄養とうるおいを与える、トリートメントを使った保湿を徹底しましょう。
トリートメントで髪の保湿をしておくと、キューティクルが整ってイヤなニオイを跳ね返し、付着の予防につながりますよ。
睡眠リズムと寝具の見直し、改善をしておこう
睡眠不足はストレスによって活性酸素が大量に発生し、髪や頭皮のニオイはもちろん、心身や美容の面でも良くない影響を与えてしまいます。
ストレスを感じたらその日のうちに早めに解消し、夜はぐっすりと眠ることができるよう、
- ブルーライトの刺激(スマホやパソコン)から目を守る
- カラダが保温された状態の、お風呂上りの1時間以内に眠りにつく
- ヒーリングミュージックやハーブティー、アロマなどでリラックスする
など、ストレス解消と良質な睡眠にアプローチできるケアをしてみましょう。
睡眠不足は皮脂の過剰な分泌の原因になり、髪と頭皮のニオイが長期化してしまうため、ぐっすりと眠れるリズムを早めに整えておくことが重要です。
また髪のニオイが気になる際は、寝具にもに皮脂が付着してそのニオイが髪に移っている可能性もあります。いつも清潔な状態の寝具に整え、週に2回程度は取り換えることがおすすめですよ。
~おわりに~
髪のニオイ対策は、女性が魅力的な見た目と生活感を維持するための、ひとつのたしなみ・エチケット対策と言えるのではないでしょうか。
このトラブルは女性の年代や髪質にかかわらず、ちょっとの原因でも起こってしまうため、早めの対策が必要になります。
髪のニオイを未然に予防する対処法、ニオイに気付いた際の適切なヘアケアをもう一度チェックしながら、いつも清潔な頭皮と髪を取り戻してくださいね。
スポンサーリンク
COMMENT ON FACEBOOK