ヘアケア

パーマをかけてもすぐに取れてしまう…その原因と持ちを良くするためのヘアケアまとめ!

パーマヘアは薄毛や猫っ毛に悩む女性の髪をふんわりさせたり、ストレートヘアとはまた違ったしなやかさや若々しさを感じる理想の髪型のひとつですよね。

パーマはそれなりに高額なコストがかかるものなので、かけた後の持ちが良くないと原因や持ちを良くするための対処法がますます気になるのではないでしょうか?

今回は、パーマをかけてもすぐに取れてしまうと悩む女性に向けて、パーマヘアが取れやすくなる原因をわかりやすく解説。

さらに、いつもふんわりしなやかなフォルムが活きた美しいパーマヘアをキープするため、知っておきたいヘアケアや対処法を合わせてお伝えしてみたいと思います。

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目次

パーマがかかりやすい髪質・かかりにくい髪質とは?

パーマをかけてもすぐに取れてしまうと悩む女性のほとんどは、その原因が髪質にあるのではないかとイメージすることもあるのではないでしょうか?

パーマヘアは多くの女性がイメージする通りに、かかりやすい髪質とかかりにくく取れやすい髪質があると考えられているんです。

自分の髪質が、パーマがかかりやすいのかかかりにくいのかを見極めるため、ここではそれぞれの気になる特徴を見ていきましょう。

パーマがかかりやすい髪質の特徴とは?

パーマがかかりやすい髪質の特徴には、

  • くせ毛であること
  • 髪が比較的太い毛質であること

があります。

もともとうねりやくせ毛が目立つ髪質の場合は、髪にカーブがついていることで薬剤の影響を受けやすく、パーマが時短で作りやすい髪質だと言われています。

また毛質が太くしっかりしている髪質は、細く猫っ毛な髪質よりも髪の構造がしっかり密になった状態のため、パーマの薬剤が浸透・密着しやすいことでパーマがかかりやすい髪だと判断できます。

パーマがかかりにくい髪質にはこんな特徴が…

パーマがかかりにくい髪質だと判断できるケースは、

  • 直毛
  • やわらかすぎる髪の毛や猫っ毛

が当てはまると言われています。

まっすぐの髪質の場合は髪の組成がストレートすぎるために、パーマをかけても本来のまっすぐな状態にしようとする力が強く働き、パーマをかけても取れやすくなると考えられています。

またやわらかすぎる毛質の場合も、パーマを組成するためのシスチンという結合がもともと少ない状態のため、パーマを固定するチカラが働きにくくなり、かけても取れやすくなってしまうことがあります。

パーマをかけてもすぐに取れてしまうのはこんな原因が!?

パーマをかけても比較的早い段階でもとの髪質に戻って取れてしまうのは、女性の髪質以外にもさまざまな原因があると考えられています。

ここではパーマの持ちを良くするためにも知っておきたい、かけてもすぐに取れてしまう主な原因を一緒に見ていきましょう。

コールドパーマによるもの

パーマにはいくつかの種類があり、その中でもコールドパーマは比較的取れやすいデメリットがあります。

その理由は、コールドパーマは、パーマの持ちを良くするための赤外線による熱を加えず、薬剤が持つ作用だけでパーマを施していくため、薬剤に熱を加えてパーマを当てるホットパーマに比べると取れやすい傾向にあります。

熱を加えないことで髪と頭皮へのダメージはホットパーマよりも少ない特徴があり、さらには濡れている際にもっともくっきりしたパーマが出る性質があるため、ドライの状態の髪ではゆるいカールに変わってしまうことがあります。

髪や頭皮のダメージが気になりコールドパーマをかける際には、普段のスタイリングでウェット感を意識したスタイリングを行うと、水分を含んだパーマの髪のカールがしなやかな状態に維持できるでしょう。

ヘアカラーによるもの

ヘアサロンではヘアカラーとパーマの両方を一度に受けることができますが、ヘアカラーの薬剤によってはパーマがかかりにくくなるケースがあります。

パーマの薬剤と相性が良くないと言われているカラー剤には、

  1. ヘナカラー
  2. ヘアマニキュア

があります。

まずヘナカラーの場合は、染料が髪の表面をコーティングして色を付けていくため、パーマの薬剤の浸透・密着が悪くなり、結果的にゆるくまとまりのない質感に仕上がってしまうことがあります。

代わってヘアマニキュアの場合も、髪のキューティクルを開かずに髪の表面に浸透して色味がついていくため、パーマの薬剤の馴染みが悪くなり、持ちの良さが失われてしまうと考えられています。

ヘアカラーをしている際にパーマをかける場合は、自身が使っているヘアカラーがどのようなタイプなのかを確認し、美容師さんに相談をして最適なパーマとヘアカラーの種類をアドバイスしてもらうようにしましょう。

パーマヘアに良くないシャンプーを使っているため

パーマヘアの持ちを左右してしまうシャンプーの種類には、石油系の洗浄成分を使用したタイプがあります。

パーマヘアをできるだけ長持ちさせるためには、パーマの薬剤への影響が少ないシャンプーを使うことがポイントになり、石油系の洗浄成分を使用したシャンプーは洗浄力が強すぎるためにパーマの薬剤を流してしまうリスクがあります。

石油系の洗浄成分使用のシャンプーにはその他にも、髪と頭皮に必要なうるおいを流してしまうデメリットがあるため、パーマの持ちが悪くなる以外にも何らかのトラブルが出るおそれもあるのです。

パーマヘアの持ちをよくするためにできること!おすすめの対処法をご紹介

パーマヘアの持ちが良くなると、パーマにかけるコストを減らすことができるのはもちろん、毎日のスタイリングやヘアケアにかかる時間の短縮にもアプローチできます。

パーマをかけたてのような理想的なフォルムをできるだけ長く維持すべく、ここでは美容師も推奨している方法をまとめてご紹介していきます。

シャンプーのタイプを見直してみる

パーマをかけてもすぐに取れてしまうのは、洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていることも原因のひとつだとお伝えしました。

パーマヘアをできるだけ長く持たせるためには、頭皮と髪の状態が良いことと、必要なうるおい・栄養を残していることが重要な条件になります。

そのために、いつも使っているシャンプーのタイプを見直しておくようにしましょう。

パーマヘアをかけた際におすすめのシャンプーのタイプは、

  1. シリコンフリーのシャンプー
  2. アミノ酸系の洗浄成分を使用したシャンプー

のふたつがおすすめです。

まずシリコンフリー系のシャンプーは、髪と頭皮をコーティングする働きのあるシリコンが含まれていないため、頭皮と髪がすっぴんの状態に整い、パーマの薬剤が浸透しやすくなります。

シリコンを使用しているシャンプーは、コーティングの作用によって毛穴が詰まることがあり、するとパーマの薬剤が浸透を妨げてしまうおそれがあるため、シリコンフリーのシャンプーを使うことがおすすめです。

またアミノ酸系の洗浄成分を使ったシャンプーは、パーマヘアの持ちを良くする栄養やうるおいを補い、パーマがすぐに取れてしまう原因となる不要な汚れを洗い流す役割があります。

アミノ酸系洗浄成分を使用したシャンプーは、パーマヘアにはもちろん髪と頭皮の成分との親和性に優れているため、使用するシャンプーにも意識を向けておくようにしましょう。

ホットパーマをかけること

パーマにはいくつかの種類があり、持ちがよいパーマの種類はホットパーマと言われ、個人差や髪質、美容師さんの力量によって変わるものの、およそ4~6ヶ月程度の持ちが期待できると言われています。

ホットパーマの持ちがよいと言われているのは、パーマの薬剤に熱を加えてカールを付けていくため、髪が形状記憶的にキレイなカールをキープすることができます。

ヘアサロンに言った際は、パーマの持ちが悪い、かけてもすぐに取れてしまうことを美容師さんに相談して、持ちを良くするためのパーマの種類をアドバイスしてもらうようにしましょう。

またヘアサロンでは、パーマの持ちをセルフで良くするための専門的なアドバイスも受けることができるので、安心ですよ。

パーマをかけてから48時間はシャンプーを控える

パーマの薬剤は、48時間の時間をかけてじっくりと髪の内部に浸透し、パーマのクセを形状記憶的に形成していくと考えられています。

そのため、パーマをかけてから48時間の間に何度もシャンプーをしてしまうと、パーマの薬剤が水分によって流れてしまい、カールのフォルムが弱くなったり、数日でカールが緩くなってしまうことがあります。

パーマをかけてから48時間はシャンプーを控えることをはじめ、髪に必要以上に刺激や摩擦を与えないためにも、アップヘアやまとめ髪をしておくと良いでしょう。

ドライヤーとアウトバストリートメントを併用して使う

パーマの持ちを格段に良くするためには、髪と頭皮にたっぷりのうるおい・栄養を補うことが条件になります。

ドライヤーの使用時は熱のダメージによってパーマの薬剤が溶けたり、効果を消失してしまうリスクもあるため、ドライヤーとアウトバストリートメントを併用してスタイリングをしましょう。

アウトバストリートメントを使う際には、毛穴詰まりを防ぐために根元には塗布しないように気を付け、パーマのカールを長持ちさせておきたいパーツに集中的に塗布することがおすすめです。

一般的なシャンプーやトリートメントのように、アウトバストリートメントは栄養が流れにくく頭皮と髪の内部に保持されるため、パーマをかけたら早めに用意して、ドライヤー時には欠かさずに使用しましょう。

ドライヤーとアウトバストリートメントの併用では、完全に髪を乾かしてしまうとパーマのカタチが乱れやすくなるため、9割を目安に乾かすことが推奨されていますよ。

外出先でパーマが取れてしまった場合のヘアケア法

パーマヘアは外気の状態に左右されやすく、朝はキレイなカールがついていても、時間の経過とともにカールがゆるくなってしまうケースもめずらしくはありません。

お出かけ先でパーマの持ちが悪くなっていると感じたら、スタイリング剤のひとつとなるヘアバームやクリームを使い、パーマが取れかかっているパーツを丁寧にスタイリングしましょう。
スタイリング剤はミルクタイプやムースタイプを使うのをオススメします!

ヘアバームやクリームは密着力に優れ、適度なウェット感を与えてパーマのキレイなカールに修繕するメリットがありますよ。

~おわりに~

パーマをかけてもすぐに取れてしまう、持ちの悪さに悩んでいた女性も、

  • パーマの種類
  • 使用シャンプーの見直し
  • 毎日のヘアケアのポイント

を押さえておくことで、これまでとは違った持ちの良さに気づけるようになります。

女性の華やかさを引き出す理想のパーマヘアを長く維持するため、今まで以上に丁寧なヘアケア・スタイリングを心がけてみてくださいね。

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