髪のうねりや多方向に乱れてしまっているくせ毛は、毎日のヘアスタイリングに手間や時間、コストがかかるばかりではなく、ヘアケアが難しく感じたり、コンプレックスを抱くことも多いのではないでしょうか?
髪のくせやうねりが気になると余計に、ナチュラルで美しく、ストレートな髪質に憧れるものですよね。
今回は髪のくせやうねりがなぜ起こってしまうのか、気になる原因とくせ毛の状態を知るためのセルフチェック、ナチュラルで美しいストレートヘアに徐々に近づくヘアケア対策をご紹介!
有名ヘアサロン勤務の美容師さんもおすすめしている、髪のうねりとくせに効果的なヘアケア対策を一緒に学んでみましょう。
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目次
髪のくせ、うねりにはこんなタイプがある
髪のくせやうねりとじっくり向き合ったり、自分の髪質がどのような状態であるのかを把握しておくと、くせやうねりのヘアケア・スタイリングのアイディア・ヒントを自ずと増やしていくことができるかもしれません。
髪のくせ、うねりには、いくつかのパターンがあるので、ここではそれぞれのタイプの状態・特徴について参考にしてみましょう。
波状毛
波状毛のくせ、うねりの毛質とは、このフレーズからイメージできるように、髪が波を打ったようなうねり・くせが目立つ毛質のことを言います。
波状毛はアジア人や日本人に多く見られるうねり、くせ毛のタイプと言われていて、急激な気温の変化や湿度の多い空気の環境では、髪の一本一本が不自然に広がりまとまりにくいデメリットがあります。
ただナチュラルなストレートヘアと同じように、波状毛のくせやうねりは、今トレンドになっているうねりを活かした外国人女性のような優雅なヘアアレンジが手軽にできるメリットもあるんですよ。
捻転毛(ねんてんもう)
捻転毛とは、髪の毛の一本一本が多方向に捻じれている毛質のことを言い、髪質によっては一部分の髪のみが捻転毛になり、他の髪質はストレートなので、あまり目立たずヘアアレンジやお手入れもそこまでの時間や手間、コストがかからない毛質と言われています。
捻転毛は髪の一部分のみのくせやうねりが目立つことや、その毛質の特性上、ストレートヘアに矯正するための縮毛矯正の効果が実感しにくいといったデメリットもあるようです。
連球毛
一見ナチュラルなストレートヘアに見える連球毛は、実は細い髪の毛と太い毛質の髪の毛が細かに入り混じっている状態の毛質のことを言い、特に髪の細い部分は摩擦や刺激に弱い性質をもつことから、途中での切れ毛や抜け毛が起こりやすいデメリットがあります。
連球毛はストレートヘアに見える場合もあるため、ヘアケア・スタイリングにそこまでの時間はかからないものの、縮毛矯正がかかりにくいケースもあるようです。
縮毛
縮毛は、これまでにお伝えした髪のくせ・うねりのパターンの中でも、もっともくせが強い毛質のことを言います。
日本人女性はもちろん、海外の女性にもよく見られている縮毛は、一本一本の髪質が縮れたように生えていたり、お伝えした捻転毛や波状毛、連珠毛で波状毛などのくせ、うねりのすべてが細かに存在しているケースもあります。
縮毛は空気間や髪・頭皮がもともと持っている水分量でくせやうねりの状態が変わることもあり、水分量のバランスが悪いと、髪が不自然に広がる、ペタンコになってしまうなどの変化も細かに起こることがあります。
髪のくせ、うねりの原因とは?4つの原因を解説します
髪のくせやうねりには、主に4つの原因があると考えられているんです。
くせやうねりの目立たない理想的なストレートヘアを叶えたり、くせ・うねりがあっても魅力的な髪質・スタイリングに仕上げるために、ここからは髪のくせ、うねりの3つの原因について見ていきましょう。
【原因その1】頭皮の毛穴のゆがみによるもの
髪のくせやうねりをヘアケアやスタイリングでナチュラルにカバーできたとしても、次の日にはまた同じようなくせやうねりが出てしまう…。
その原因は、頭皮の毛穴のゆがみが大きく関係しているかもしれません。
髪を生やす土台となる頭皮の毛穴は、ゆがみのない整ったカタチで初めてまっすぐなストレートの髪を生やすことができます。
そのため頭皮の毛穴が不自然なカタチに歪んでいると、毛包も同じように歪むことでうねりやクセの強い髪が繰り返し生えてしまうのです。
【原因その2】加齢の影響によるもの
女性が年齢を重ねると、若い頃よりも頭皮や髪質が弱くなったと感じることが多いのではないでしょうか?
加齢による髪や頭皮、細胞間の老化は、頭皮の筋膜や頭皮とまっすぐひとつにつながっている顔の筋力の低下につながってしまいます。
すると髪をまっすぐ生やすための毛包や頭皮の毛穴が歪んでしまうため、生えてくる髪にくせや強いうねりが見られることもあります。
また加齢によって生え始めたくせ毛やうねりが目立つ髪は、特に皮膚のたるみや筋力の低下が目立つ耳のまわり・襟足から始まることが多いと言われています。
【原因その3】髪と頭皮の水分量が不足しているため
髪のくせやうねりに深いかかわりのある髪と頭皮の水分量。
水分量の不足は、年齢を重ねることを始め、髪と頭皮に熱を与えるドライヤーやヘアアイロン、強い薬剤を使うことで水分が減少してしまいやすい繰り返しのパーマやカラーリングもその原因のひとつと言われています。
髪の頭皮にたっぷりの水分があると、真っ直ぐでまとまりのある髪質を守る働きのあるキューティクルが剥がれないため、不自然なくせやうねりが起こりにくくなります。
ですが頭皮と髪のさまざまな刺激・摩擦、熱によるダメージが加わり続けると、キューティクルが開いてその内部に余分な水分が入り込んで蓄積するため、髪が膨張して髪の断面のカタチが変わり、くせやうねりが目立つようになるのです。
【原因その4】遺伝の影響によるもの
髪のうねりやクセは、遺伝の影響によるものも大きな原因のひとつと考えられています。
両親のどちらかに髪の強いクセ・うねりがある場合は、その毛質を引き継ぎやすい子もくせやうねりが目立つ髪質になり、その確率は70%に及ぶと言われているんです。
遺伝によるくせ毛やうねりは改善・予防が難しいイメージが強いのですが、生活習慣の改善や年齢を重ねたために髪質の変化などで目立たなくなることも多いと言われていますよ。
髪のうねりやくせ毛を目立たなくするために【セルフでできるヘアケア】
髪のくせやうねりは、自分でできるセルフのヘアケアがいくつも展開されています。
くせやうねりを目立たなくし、理想的なストレートヘアに少しでも近付くため、ここではプロもおすすめする、今日から始めるべきセルフのヘアケアを参考にしてみましょう。
保湿成分がメインに配合されているシャンプーを選ぶ
髪の気になるうねりやくせを目立たなくするためには、髪と頭皮の水分量のコントロールが基本のヘアケアになります。
セルフでもできる髪のくせ・うねりにおすすめのシャンプーは、コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸やプロテオグリカンといった、髪と頭皮に水分を与える役割のある保湿成分がメインに配合されたシャンプーを選んでみましょう。
また高級アルコール系シャンプーは、洗浄力が強く、髪のくせ・うねりのケアのポイントとなる水分を流してしまうデメリットがあるため、穏やかな洗浄力で栄養と水分を補うアミノ酸系の洗浄成分が配合されたシャンプーを使うこともおすすめですよ。
トリートメントは欠かさずに使う
忙しい毎日を過していると、髪のうねりやクセが気になっていても、ついついシャンプーのみで済ませてしまうことがあるのではないでしょうか?
トリートメントはそのタイプにかかわらず、髪に水分を与えて内部に閉じ込める、良質な脂質が豊富に含まれているんです。
シャンプーをした後の髪は、ギシギシとごわつきやすく、洗髪前よりも水分量が少なくなっているため、欠かさずにトリートメントを使うようにすると、髪のうねり・くせをカバーし、しっとりまとまりのある美髪に整えてくれますよ。
ウィッグやエクステを使ってみる
髪のくせやうねりは、毛質やヘアケア、生活習慣によって改善されるまでにそれなりの時間がかかることも否定はできません。
そのため、くせやうねりに効果的なセルフのヘアケアを行いながら、時短でくせ・うねりをカバーできるウィッグやエクステなどの活用を検討してみましょう。
部分ウィッグやエクステはうねりやクセが目立つ髪の一部分をカバーすることはもちろん、今までとは違ったヘアアレンジが楽しめるため、うねりやクセによるストレスやコンプレックスを緩和し、新鮮味のある魅力が引き出されるメリットも期待できますよ。
髪のくせやうねりを解決するために【ヘアサロンのおすすめメニュー】
髪のくせやうねりは、セルフケアをしながら、ヘアサロンのプロにもお任せ・サポートを受けたいと考える人も多いのではないでしょうか?
数ヶ月に1度でもヘアサロンに行くことは、髪のうねりやクセの改善・予防の本格的なヘアケアができるだけではなく、このトラブルの不安や悩みをリセットして、前向きな気分に変わるためのメソッドでもありますよね。
髪のくせやうねりをヘアサロンで解決するため、ここではおすすめのメニューを集めてみましたので、美容師さんに相談したりアドバイスを受けながら、ベストなメニューを選んでみてくださいね。
波状毛の場合は縮毛矯正をセレクト
くせ毛、うねりのタイプのひとつである波状毛の毛質の場合は、縮毛矯正を受けることで半永久的に理想のストレートヘアを維持することができます。
縮毛矯正は髪と頭皮へのダメージが強い、というマイナスなイメージをもつ人も少なくはないのですが、ここ何年かでは技術の進化やサスティナブルなヘアケアアイテムの開発が頻繁に行われているため、敏感な頭皮・髪質にでも安心・安全に受けられる縮毛矯正のメニューがたくさん展開されるようになっています。
また進化した縮毛矯正の薬剤は、不自然に髪を真っ直ぐに整えるのではなく、女性らしさを引き出すふんわりナチュラルなストレートヘアに整える効果も期待できますので、美容師さんに相談するところから始めてみてくださいね。
ヘッドスパ
髪のうねりやくせの原因は、加齢や筋力の低下によって頭皮の毛穴が歪み、生えてくる髪の毛に影響があることをお伝えしました。
ヘアサロンで人気のヘッドスパは、頭皮にダイレクトに働きかけて皮膚の弾力や筋に適度な負荷を与えてくれるため、加齢による頭皮の毛穴のゆるみが引き締まったり、自然なカタチに戻りやすくなることで次に生える髪のうねり、クセの未然予防につながりますよ。
~おわりに~
髪のうねりやくせを改善・予防してカバーするためには、自分の毛質と頭皮環境をじっくりと見つめ直し、その状態に応じたセルフケア・美容室でのケアが重要なポイントになります。
お伝えしたセルフケアと美容室でのスペシャルケアの方法をひとつひとつ積み重ねながら、理想のストレートヘアへの変化をぜひ期待してみてくださいね。
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