年齢を重ねた女性はもちろん、若い年代の人にも生える白髪は、どんな女性にとっても深刻な悩みに感じますよね。
黒髪の中に生えている白髪は、ほんの数本であってもとても目立って見えてしまうので、その原因やメカニズムが気になるところ。
今回のコラムでは、白髪がなぜ生えるのか気になるメカニズムと原因、白髪を予防して黒髪を増やしていくヘアケアと生活習慣のポイントをまとめてお伝えしたいと思います。
白髪に悩み、見た目にコンプレックスを感じて悩む女性は、ぜひ白髪の改善策をチェックしてくださいね。
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目次
白髪が生えるのはどうして?メカニズムと原因を学んでみよう
髪の生え際などに生えやすい白髪は、女性の見た目を老けたイメージに変えたり、毎日のヘアスタイリング・お手入れにも一層に時間がかかってしまうので、早めに白髪が生える原因とメカニズムを理解しておきたいもの。
白髪を増やさず豊かで美しい黒髪を増やして育てていくために、ここでは白髪が生えてしまう根本的なメカニズムとよくある原因を一緒にチェックしてみましょう。
白髪が生えるメカニズム
人の髪が成長して生える際には、もともと白髪の状態であることをご存知でしたか?
黒髪が生えてくるのは、もともと白髪だった髪の毛にメラニン色素の働きによって黒い色が付けられるためでもあるんです。
毛髪に黒い色をつけるメラニン色素がさまざまな原因で作られなくなくなると、黒髪よりも白髪が増えて目立ち、その髪質や状態は黒い色をつけるメラニン色素の工場とよばれるメラノサイトの働きが低下しているためだと考えられています。
白髪が生える原因【3選】
白髪のない豊かで美しい黒髪を生やし、増やしていくためには、黒色メラニンを作るメラノサイトの働きがどれだけ安定・活性しているかが大きなポイントになるんです。
白髪が生える原因は、髪に黒い色を付けるメラニン色素の減少が根本的な理由。
ここではメラニン色素の減少やメラニンを作るメラノサイトの働きが低下し、白髪になってしまう主な原因3つについて学んでみましょう。
原因その1.加齢によるもの
白髪は若い年代の女性にも生えることがめずらしくはないのですが、どちらかというと年齢を重ねた35歳以上の女性に多く見られると言われています。
女性が年齢を重ねると、黒髪を生やして育てるメラニンを作る毛母メラノサイトが加齢とともにその働きを弱めてしまい、最終的には本来の機能を喪失してしまうことがあります。
そのためメラノサイト本来の働きが活きず、黒髪よりも白髪が生えて増えてしまうことにつながるのです。
原因その2.遺伝的要因によるもの
白髪が生えやすいと言われている年代の友人や、自分よりも年齢を重ねた女性の髪を見ても、白髪がまったく気にならない女性もいるので、その差は何かと悩んでしまった経験はありませんか?
白髪は生えやすい人と生えにくい人のふたつのタイプが存在し、それは遺伝的な要因に大きなかかわりがあると言われているんです。
親や親類に白髪が生えやすい人がいると、子となる自分も遺伝的な要因を受けやすく、若い時から大量の白髪が生える女性もめずらしくはありません。
また白髪になりやすい遺伝的要因を受け継いだ女性は、ある研究によると、
- メラノサイトの生存力が弱い
- メラノサイトの本来の働きを維持するチカラが弱い
- 黒い色を付ける遺伝子の発現量が低下している
といった報告もあるため、遺伝的な要因の白髪は女性にとっても深刻な悩みとされています。
原因その3.ストレスによる悪玉活性酸素発生の影響
10代から20代までの若い女性や、年齢を重ねた女性の両方に白髪が生えてしまうのは、ストレスによる悪玉活性酸素の発生で、メラノサイトがダメージを受けてしまうことも大きな原因と考えられています。
ストレスや紫外線ダメージ、疲労など、悪玉活性酸素は日常生活を過ごすちょっとしたきっかけでも大量に発生しやすく、細胞の老化を進行させるため、髪に黒色をつけるメラニン色素が減ったり、メラノサイトの働きを弱めてしまう作用があると言われています。
黒髪と白髪が半々に生えている…その原因とは?
白髪をよくよく観察した際、毛先は黒いのに根元が白髪になっている、またはその逆の状態に気付くこともあるのではないでしょうか?
黒髪と白髪が半々に生えていると、その中途半端な髪色にストレスや不安を感じたり、頭皮環境が何か重大なトラブルを抱えているのではないかと心配になってしまいますよね。
黒髪と白髪が半々に生えているのは、決してネガティブなことばかりではなく、髪と頭皮が良い状態に変わっているサインと受け取ることもできるんです。
ここでは意外によくある、黒髪と白髪が半々に生えてしまう原因をお伝えしましょう。
栄養不足が改善されたため
黒髪かと思ったら途中から白髪に変わっている…
そんな髪を見つけた場合は、食生活の乱れが改善され、栄養バランスが整ったと言うサインである可能性が考えられます。
黒髪を生やして増やし、白髪を予防するためには、髪の毛にメラニン色素を定着させる、
- ビタミン類
- ミネラル類
- タンパク質
などの栄養成分をバランス良く補うことが重要になります。
白髪に気付き、食生活の見直し改善を始めると、黒髪の成長に必要な栄養が補えたり、頭皮の血行・血液量が自然に増えるようになるため、白髪だった髪は徐々に黒髪に変わっていくようになります。
黒髪と白髪が半々になっている場合は、栄養バランスの整った食生活が維持され、白髪の部分に栄養が行きわたったサインでもあるため、あまり深刻に悩まないようにしましょう。
ストレスや悩みをリセットできたからかも
若い年代の女性・年齢を重ねた女性に生える白髪の共通の原因は、ストレスによる悪玉活性酸素の大量発生によるものだとお伝えしました。
白髪のこの原因は、数多くの女性が理解・把握しているケースが多く、自分なりのストレス解消を習慣付けていくと、メラノサイトにダメージを与える悪玉活性酸素の発生が少なくなり、白髪が生えにくくなったり、黒髪と白髪が半々に見えるようになるのです。
ストレスや悩みを解決したり、それを感じないように未然の予防策をいくつも持っておくと、
- 副交感神経が優位になり頭皮の血行が良くなる
- 血管が拡張して黒髪に必要な栄養を取り込みやすくなる
- 頭皮と髪の新陳代謝が、サイクルが安定する
などの良い影響が活き、白髪の予防や黒髪に変わるより良い変化を実感できるようになります。
頭皮の血行状態が改善されたため
女性の白髪はもちろん、髪のパサつきやダメージなどを改善するためには、頭皮の血行を良くし、栄養が行きわたりやすい状態に整えておくことが重要なポイントになります。
もし、黒髪の途中から白髪が生えてまだらな状態になっているのを見つけた場合は、今までよりも頭皮の血行が促進されて、栄養が髪に行きわたっているサインと言える可能性も。
頭皮の血行は、紫外線ダメージに気を付けたり、運動を習慣にする、頭皮を冷やさないように気を付けるなど、意外にシンプルな方法で改善されることもあるため、その意識を忘れないことも白髪を未然に予防するコツになりますよ。
甲状腺機能の改善によるもの
黒髪の途中から白髪が生えている髪を見つけた場合は、甲状腺機能の低下が改善されたサインとも考えられています。
甲状腺機能の低下の改善は、
- ホルモンバランス
- 自律神経
のふたつのサイクルを整えることにもつながり、さらにこのふたつは血液のめぐりにも深い関わりがあるため、今は白髪が見えても徐々に目立たなくなるケースもあるようです。
白髪予防のためのヘアケアと生活習慣のポイント
白髪を見つけると、それがほんの数本生えているだけでも、急に年を取ったように感じてしまうものですよね。
髪色のムラや清潔感のなさにつながってしまうことも多い白髪を早めに予防するために、ここではヘアケアと生活習慣のポイント、注意点を合わせてお伝えしてみたいと思います。
白髪は抜かずにカットすること
スタイリングやヘアケアのシチュエーションで白髪を見つけると、一本くらいなら大丈夫と抜いてしまった経験はありませんか?
白髪を抜くと、抜いた際に毛穴に過度なダメージがかかるため、頭皮の炎症やかゆみなどのトラブルを併発してしまう心配が。
また白髪を抜き続けていると、最悪の場合は髪が新しく生えなくなってしまうこともあるため、決して抜かずに根元からハサミで切るようにしましょう。
頭皮マッサージを習慣にする
寒さが特に気になるこの季節は、頭皮の冷えによって血行が乱れ、豊かな黒髪を生やすための栄養が不足した状態に…。
毎日のシャンプーやヘアスタイリングを行うシチュエーションでは、頭皮のめぐりを常に安定・活性化させるため、指の腹を使った頭皮マッサージをこまめに行うようにしましょう。
また頭皮マッサージは、忙しい女性でも手軽にできる、専用のブラシやグッズなどもリリースされているため、このようなアイテムを常備しておくことも便利ですよ。
白髪染めトリートメントを使う
黒髪に目立つ白髪をカバーするためには、白髪染めトリートメントを使ってみることもおすすめです。
ブリーチやヘアカラーに比べると、白髪染めトリートメントは、
- 髪と頭皮にやさしい素材を使用
- 低刺激、無添加処方の商品が多い
- 白髪に合わせてダメージやボリュームのケアができる
- ブリーチに比べてツンとした刺激臭が少ない
などのメリットがあり、コンディショナー感覚で手軽に使えて、週に2~3回程度の使用でも白髪をキレイな髪色に染めることができます。
アレンジヘアで白髪を目立たなくする
頭皮の血行を促進するケアや、紫外線ダメージから頭皮を守る生活習慣に合わせて、アレンジヘアを楽しみながらの白髪対策も、続けやすく女性ひとりひとりの新たな魅力を引き出してくれるメリットがあります。
白髪がある部分をバレッタで留めて髪の内部やサイド、後ろ側に流したり、白髪が目立たなくなるアッシュ系・ラベンダー系の明るいカラーにチェンジするなど、時短で白髪がカバーできる工夫とアイディアをいくつも見つけて実践してみましょう。
このほか、こちらの記事では白髪が増えてしまうNG習慣をご紹介しています。あわせてどうぞ。
~おわりに~
どんな女性にとっても深刻な悩みになってしまう白髪。
髪と頭皮の状態をもう一度見つめ直しながら、白髪を増やさないヘアケア・頭皮の血行促進のためにできるメソッドをいくつも積み重ねて、理想の黒髪を取り戻していきましょう。
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