髪は1日に50~100本程度抜けることが自然と言われていますが、明らかに目安の本数以上の抜け毛があると、このまま薄毛やはげに変わってしまうのではないかと、とても不安に感じますよね。
抜毛の対策はさまざまな方法が展開されていますが、今回は食べ物や栄養で抜毛のインナーケアをする必要性と大切な理由、抜け毛の対策に良い食べ物などの詳細をわかりやすく解説!
毎日の食事に気を配りながら髪と頭皮に良い食べ物・栄養を摂って効果的なインナーケアを進めていくため、抜け毛に悩む人は、食べ物・栄養からの対策法をぜひ参考にしてくださいね。
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目次
抜け毛対策に食べ物や栄養摂取が必要な理由とは?
抜毛は髪や頭皮に何らかのトラブルが生じているサインでもあるのですが、食べ物や栄養の摂取では、抜け毛対策にどんな必要性があるのでしょうか?
ここでは抜け毛の対策に食べ物や栄養の摂取が大切な理由と、食べ物と髪の毛の関係性を合わせてわかりやすくお伝えしてみたいと思います。
髪の毛は食べ物で作られていくため
薄毛や地肌の目立ちなどのさまざまなトラブルにつながりやすい抜け毛に、食べ物や栄養の摂取が必要な理由は、髪の毛はそもそも食べるもので作られているためという根本的な理由があります。
また髪の毛は、抜け毛対策に良いと考えられている食べ物や栄養の摂取をしても、内臓から離れた部位にあることで栄養の行きわたりがカラダ全体の最後になるとも考えられています。
そのため抜け毛の対策には、抜け毛の予防や改善に良い、食べ物や栄養をバランス良く、かつ継続的に補っていく必要があるのです。
外側からのヘアケアだけでは十分な抜け毛対策が難しいため
抜け毛対策に良い育毛剤やシャンプー、トリートメントなどは、どんなに効果や髪・頭皮への安全性、実感力に優れているとしても、これだけのケアでは抜け毛に十分なアプローチをすることが難しいと考えられています。
抜毛のない健やかな髪質と頭皮環境を目指し、取り戻していくためには、外側からのヘアケアに合わせて、髪と頭皮に必要な栄養を行きわたらせる、食べ物や栄養摂取によるインナーケアが不可欠となるのです。
食事の栄養バランスの乱れと抜け毛の関係性について
不規則な食生活は、抜け毛のない丈夫な髪質と健やかな頭皮環境の元凶になると考えられています。
抜け毛をなくして丈夫な髪質を育んでいくためには、髪の成長に必要な食べ物や栄養の摂取が必要不可欠となり、栄養を受け取った毛乳頭細胞は、毛母細胞に髪を生やす指令を送ることで毛母細胞が分裂して新しい髪の毛が作られていきます。
毎日のバランスの取れた食事や髪に良い栄養素の摂取は、毛乳頭細胞に十分な栄養を送り届けるため、不規則な食生活は髪を成長させるための毛母細胞に栄養が行きわたらなくなり、薄毛や抜け毛、その他の髪と頭皮のトラブルが生じやすくなってしまいます。
抜け毛が増えてしまう原因には、食生活の栄養バランスの乱れの他にも、血行不良や睡眠の質の低下、ストレスや紫外線ダメージなどがあります。
ですがこれらを改善することよりも、まずは第一の食生活の見直しをした方が日常生活のルーティンとなっているため、実践・継続しやすく、髪と頭皮の内側からダイレクトにアプローチできるため、抜け毛改善の第一歩の対策として早めに始めておくことが重要と言えるでしょう。
抜け毛に良い食べ物と栄養素|それぞれの髪との関係性とは?
抜け毛対策に良い食べ物と栄養素は、毎日の食事に手軽に摂り入れられる、身近な種類ばかりとなっているんです。
食事の栄養バランスを整えることが難しい場合は、ご紹介する栄養を含んだサプリメントやヘアケア商品で抜け毛対策をしてみることもおすすめ。
ここではさっそく、抜け毛対策に良い食べ物と栄養素、抜け毛にどんなアプローチができるのかを詳しくチェックしてみましょう。
抜け毛のケアに良い栄養素とは?
抜け毛のケアに良い栄養素は、
- アミノ酸
- 亜鉛
- ビタミン
の3つで、薄毛診断のドクターからもこの栄養素の摂取は必須であることが推奨されています。
まずアミノ酸には、髪の90%を占めるケラチンと言う栄養を産生する働きがあり、さらにはパサつきが目立つ髪に必要なコラーゲンの生成を促進する作用によって、抜け毛の予防や改善、つややかな髪質への改善にサポートしてくれます。
またアミノ酸は、生活習慣の乱れや喫煙、ストレスなどで減少・不足してしまうケラチンの産生を増やす働きがあり、肉類や魚類などに豊富に含まれているため、毎食摂り入れるようにしましょう。
次に亜鉛は、頭皮に運ばれてきた髪の原料となるシスチンを髪の主成分となるケラチンに合成する働きがあります。
亜鉛は脱毛症の原因となる酵素のひとつ、5αリタクターゼの発生をブロックする働きがあり、抜け毛対策に必須の栄養素。
ただ亜鉛は、食物繊維やカフェイン、タンニンと結びつくとその作用が低下し、体外へ排出されやすい傾向にあるため、繊維質の多い食品はたっぷりと補ってそれをカバーし、カフェインを含むコーヒーや紅茶、緑茶などの摂取はバランスよく調整するようにしましょう。
最後のビタミン群は、頭皮と髪の新陳代謝を促進する働きがあり、亜鉛の産生をサポートしながら抜け毛の予防、改善にアプローチします。
ビタミン群はその他にも、皮膚や粘膜の健康を維持して抜け毛の原因となるフケの発生を抑えたり、アミノ酸の代謝を助けてケラチンを合成するため、この栄養素も欠かさずに摂取しておきたい種類となっています。
抜け毛対策に良い食べ物とは?
抜け毛対策に良い食べ物は、前項でご紹介した亜鉛やビタミン群、アミノ酸を含む他にも、抜け毛のケアに大切な栄養が豊富に含まれています。
今日からの抜け毛の食生活管理に、さっそく効果的な食べ物と作用機序を参考にしてみましょう。
レバー
抜け毛対策に必須の栄養素が、ひとつにまるごと含有されているレバー。
丈夫な血液を産生して頭皮と髪の栄養サポートをする鉄分や亜鉛、ビタミンB群などの代謝促進成分が含有され、調理も比較的カンタンなおすすめ食材となっています。
フルーツ全般
フルーツにはさまざまなビタミン群が豊富に含まれ、血管を拡げる作用によって頭皮の血行を促進し、栄養が行きわたりやすい状態に整えてくれます。
またフルーツのビタミンは、栄養のめぐりがスムーズになることで毛根が活性化し、太く丈夫な髪質を育てる分、抜け毛や薄毛の予防に働きかけます。
フルーツの糖質は朝の摂取ではエネルギー代謝が大きくなっていることで消費されやすいため、朝食時にたっぷりの量を摂っておくことがおすすめですよ。
ピーナッツ
海外女性の間でも、美容や健康、髪のケアに良い間食として親しまれているピーナッツ。
丈夫な髪を生やすための毛母細胞に働きかける作用があり、髪の毛がしなやかに抜けずに伸びていくためのコンディション作りにも一役買ってくれます。
ピーナッツを間食にして抜け毛対策をする場合は、塩分の過剰摂取に考慮して、無塩タイプをセレクトしておくとより安心でしょう。
納豆
3パック当たり100円程度と、リーズナブルに買える納豆も、抜け毛対策に優秀な食品のひとつ。
納豆には良質なタンパク質が多く含まれ、メインの素材となる大豆は女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに似た働きをすると言われています。
納豆を食べることでエストロゲンが活性すると、抜け毛の原因となる男性ホルモン働きの抑制につながったり、髪の毛が成長する期間を伸ばす効果が期待できるため、毎日欠かさずに摂りたい食べ物となっています。
小豆
抜け毛や頭皮・髪の老化の元凶となる活性酸素の除去に働きかけ、アンチエイジングに役立つと言われているポリフェノールの抗酸化作用成分が豊富な小豆。
血液の質を良くして血行促進を促す小豆のポリフェノールは、煮る・蒸すだけのカンタンな調理方法で摂り入れやすく、ヘルシーなのに高栄養な抜け毛対策の食べ物として韓国女性の間でも注目されています。
抜け毛対策にNGな食べ物とは?
抜け毛の改善や予防に良い食べ物・栄養素は、わたしたちにとっても身近でバリエーションが多いので、無理なく自然に毎日の食事に摂り入れていくことができそうだと感じますね。
では逆に、抜け毛の進行につながりやすくなるNG食品にはどのような種類があるのでしょうか?
ここでは抜け毛の対策に不適切な食べ物の種類と、それぞれの抜け毛との関係性を一緒にチェックしてみましょう。
揚げ物など油分の多い食べ物
揚げ物などたくさんの油を使用して作られた食べ物は、頭皮の皮脂分泌を過剰にしてしまい、毛穴を詰まらせることによって髪に必要な栄養が行きわたらなくなると考えられています。
また揚げ物以外にも、頭皮の過剰な皮脂分泌につながりやすい、油分や脂質の多い霜降り肉なども抜け毛対策には良くないと言えるでしょう。
スイーツなどの糖質の多い食べ物
スイーツなど、糖質・糖分をたくさん使っている食べ物は、しなやかでツヤのある髪を育てるためのコラーゲンを破壊し、抜け毛やパサつきなどの髪のダメージにつながりやすいと考えられています。
また糖質の多い食べ物は、脂肪細胞に吸収されやすいことで中性脂肪が増え、この影響で血管にダメージを与えたり、血液の質をドロドロに変えて血行不良からの髪・頭皮の栄養不足につながってしまうのです。
糖質は髪の材料となるタンパク質を糖化して髪の生成の妨げになるリスクもあるため、スイーツ類などは食べ過ぎに注意するようにしましょう。
塩分の多い食べ物
カップラーメンやポテトチップスなど、塩分が多く含まれている食べ物は、過剰な摂取によって高血圧や肝臓機能の低下のリスクを高めると言われています。
高血圧や肝臓機能の低下は、血行の悪化や血管へのダメージ、血液の質が悪くなることにつながるため、頭皮や髪に栄養が行きわたりにくくなり、抜け毛の進行が著しくなってしまうのです。
加工食品などのジャンクフード
加工食品をはじめとするジャンクフード・インスタント食品などは、抜け毛に良くない脂質や糖質、塩分が多く、さらには添加物の含有もされているため、髪と頭皮のトラブル・ゆらぎがある際にはできるだけ摂取を控えることが得策と言えるでしょう。
~おわりに~
抜け毛のコンプレックスや悩みも、適切な栄養と食べ物、バランスの良い食生活を心がけることで、これまでとは違ったより良い変化が期待できるようになるはずです。
抜け毛の改善や予防を日々の食生活で美味しく楽しく続けながら、ヘアアレンジの幅をいっそうに広げていけると嬉しいですね。
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