毎日欠かさずに行っているブラッシングでも、正しいやり方やタイミング、その必要性になるとまだまだ分からない部分も多いのではないでしょうか?
正しいブラッシングがルーティンになっていくと、まとまりとツヤのある理想的な髪はもちろん、頭皮環境も健やかなコンディションに変わっていきます。
今回はブラッシングにはそもそもどんな目的があるのか、必要性と効果、やり方やベストなタイミングについてわかりやすく解説してみたいと思います。
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目次
ブラッシングとは?その必要性とブラシのタイプを解説
ブラッシングは、ブラシを使って髪をとかすことはもちろん、ブラシのタイプによっては頭皮のマッサージ・ケアなどができるタイプも存在しています。
ブラッシングの際に使うブラシにもさまざまなバリエーションがあり、
- オーソドックスなブラシであり、弾力性があって髪と頭皮に両方使える『クッションブラシ』
- カールをつけながらスタイリングができる『ロール、カールブラシ』
- 軽さが特徴で長時間の使用でも腕が疲れず、携帯もしやすい『スケルトンブラシ』
- 美容家や有名人の愛用が多く、大きめサイズで時短で広範囲をブラッシングできる『パドルブラシ』
- 髪の不自然なボリュームをスピーディーに落ち着かせる『デンマンブラシ』
などを髪や頭皮の悩み、イメージのスタイリングに応じて常備し、使い分けておくことも常に頭皮と髪のコンディションに合わせたブラッシングができるようになります。
ブラッシングをするとどうなる?気になる効果を解説
ヘアケアの基本的なメソッドとなるブラッシングは、ルーティン化していくことで髪と頭皮にどんなメリットを与えてくれるのでしょうか?
これまで髪と頭皮のケアは、トリートメントを使う・ヘアオイルを使うなどの方法が一般的でもあったため、ブラッシングを行うことのメリットがなかなかイメージできないと感じる人も多いことでしょう。
ここではブラッシングの必要性、ルーティンにしていくべき理由がきっと納得できる、ブラッシングの効果についてまとめてお伝えします。
髪の余分な汚れを払い落すことができる
ブラッシングをすると、シャンプーでは落としきることのできない、髪の表面や内部に蓄積したホコリやフケ、抜け毛などを払い落すことができます。
スタイリング剤やファンデーションの付着、髪を触ったり帽子をかぶるなどの何気ないきっかけでも、髪は頭皮から皮脂が分泌されることでいろいろな汚れが細かに付着しやすいパーツ。
ブラッシングは、髪をしっとりとまとめながら汚れを落とし、さらには清潔な頭皮コンディションに導いていくことで、新しく生えてくる髪が育ちやすくなり、強く健やかな髪質のアプローチにも働きかけてくれるでしょう。
頭皮マッサージと同じレベルの効果が期待できる
髪と頭皮に悩みがある人にこそ試してほしい頭皮マッサージでも、意外にやり方がわからなかったり、時間がなくて実践できないと言う人も少なくないのでは?
ブラッシングは頭皮マッサージをしたときと同じくらいのレベルの頭皮に良い効果があり、その理由には、ブラシの先端部分のことを言うピンが、頭皮を適度に刺激することで頭皮マッサージのような効果を発揮すると言われています。
頭皮は全身の血液循環の役割を担う心臓やふくらはぎから遠く離れたところに位置しているため、血行不良による栄養不足、頭皮の硬さや丈夫な髪が育たないなどのトラブルが起こりやすいパーツでもあります。
ブラッシングをすると、滞りやすい頭皮の血行を活性し、さらにブラシの先端部分のピンが頭皮に刺激が加わると、
- 頭皮の血行促進
- 適度な皮脂分泌で髪にツヤを与える
- 頭皮環境の改善やトラブルの予防
- 過度な抜け毛を防ぎ、薄毛への進行を防ぐ
などの効果も期待でき、ハンドで行う頭皮マッサージよりも、ブラッシングでの頭皮マッサージは手軽で続けやすく、特別な使い方をする必要もないシンプルな方法となっています。
髪にツヤを与える効果
髪のパサつきや頭皮の乾燥、まとまりのなさが気になってブラッシングをすると、ツヤが出てなめらかな質感に変わった経験がありませんか?
実はブラッシングは、頭皮を適度に刺激して皮脂を分泌しながら、その皮脂がブラッシングによって毛先にまで届くようになるため、パサつきの目立つ毛先にもうるおいを補うことができるんです。
頭皮からの皮脂分泌は、ブラッシングをしないと髪の根元・中間までにしか行きわたらないと言われているため、頭皮やサイドはベタベタしているのに、毛先だけがパサパサ乾燥している、というバランスの悪い髪質に。
そのためブラッシングは輝きある髪に整えることに欠かせないヘアケであり、根元から毛先にかけてのブラッシングでは、開ききったキューティクルが整っていきます。
そしてブラッシングから分泌された皮脂は、キューティクルをコーティングされていくため、ツヤのベールをまとった理想的な髪質に仕上がっていくのです。
スタイリングがスムーズになる
髪の乱れが気になる際、手ぐしだけではまとまった髪質や理想のスタイリングに仕上げるのは難しく感じるものですよね。
ブラッシングは、髪の根元から毛先にかけて均等なまとまりと頭皮から分泌された皮脂を毛先にまで行きわたらせてくれるため、髪のスタイリングがスムーズになり、風や空気の流れに揺らがないまとまりの強さを補強する効果も期待できます。
ブラッシングをするべきタイミングとは?
ブラッシングはいつでも好きなタイミングで自由にできるヘアケアですが、髪と頭皮の安定したコンディション維持のためには、ブラッシングをするべきベストタイミングを早めに把握しておくことも重要。
ここではブラッシングをいつするべきなのか悩んでいる女性に向けて、ブラッシングのベストなタイミングとそれぞれの必要性についてお伝えしてみたいと思います。
シャンプーをする前の乾いた髪に
シャンプーをする前の乾いた髪は、お肌やボディ、衣類と同じように一日中の活動で汚れやホコリなどが細かに付着しています。
シャンプー前にブラッシングをしておくと、
- シャンプーに時間がかからなくなる
- シャンプー時によくある髪の絡まり、ごわつきを予防する
- シャンプーの泡立ちが良くなる
などのメリットがあるため、シャンプー前のブラッシングは欠かさずにルーティン化しておくようにしましょう。
眠る前と起床後
眠る前のブラッシングは、眠っている間に髪と頭皮の枕による摩擦・圧迫によって絡まりやすい髪を防ぎ、睡眠中に健康的な髪を育てるために欠かせないメソッドになります。
ブラッシングで適度に頭皮を刺激しておくと、リラクゼーションに働きかける副交感神経が優位に立ち、それが上質な髪を育てるための良い睡眠につながります。
また、睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きかけによって髪が成長しやすい状態になるため、ブラッシングを行っておくとトラブルのないコンディションの維持にもつながります。
起床後は、寝返りや枕の摩擦・圧迫によって髪が絡まりやすい状態となっているため、丁寧なブラッシングをすることでスタイリングがスムーズに、時短で整うメリットが感じられるんですよ。
正しいブラッシングで健やかな髪と頭皮を!基本のやり方をチェック
ブラッシングは日々何気なく行っているヘアケアでもあるので、基本のやり方は意外に早くマスターすることが出来るはず。
ここでは健やかな髪と頭皮のコンデイション維持のためにマスターしておきたい、ブラッシングの正しいやり方をわかりやすくお伝えしていきます。
毛先のもつれをほどいていく
正しいブラッシングのファーストステップは、特に絡まりやすい毛先のもつれを、やさしくブラシを当てほどいていく方法になります。
髪のもつれはスムーズなスタイリングの支障になってしまうため、毛先・サイド・トップにかけて絡まりのある部分を丁寧にほどき、ブラシで対応できない部分はそこだけをカットして対処すると、ブラシ・指どおりのなめらかな美髪に仕上がりますよ。
根元から毛先の流れに沿ってブラッシング
ブラッシングのセカンドステップは、根元から毛先にかけて、髪の生えている方向に沿いながらブラシを当てること。
この時、ブラシを髪や頭皮に押し付けて引っ張らないように注意しながら、ブラシを髪の上で滑らせるイメージでブラッシングを繰り返しましょう。
表面から内側にかけてブラッシング
髪の表面をブラッシングしたら、絡まりや汚れが蓄積しやすい髪の内側も丁寧にブラッシングをしましょう。このときのブラッシングも基本は上から下に向かってのやり方が基本で、ブラシのウエイトを利用してとかすようにすると、腕に余計なチカラが入らないことで疲れの予防にも役立ちます。
下を向いて根元から毛先に向かってブラッシング
ブラッシングの仕上げは、頭を下に下げて髪の前部に持っていきながら、根元から毛先に向かって行う方法。
このブラッシングは、髪の内部の汚れを払い落すことはもちろん、内側の絡まりやすい髪もしっかりとまとまりを出すことができ、頭皮の下から上に向かってもマッサージにも働きかけてくれますよ。
トリートメントをプラスした応用のブラッシングも
髪のパサつきや頭皮のダメージが特に気になる際には、トリートメントを付けながらのブラッシングがおすすめです。
また乾燥した髪はブラッシングによって静電気が強く出てしまうリスクもあるため、うるおいを補うためのトリートメント剤も早めに常備、活用しましょう。
トリートメントを使う際には、ブラッシングをする前に髪に塗布しておくと、キューティクルが整いやすくなってブラッシングによる効果が2倍増しになるとも言われていますよ。
要注意?間違ったブラッシングとは?
良かれと思ってやっていたブラッシングが、実は頭皮と髪のダメージの原因になってしまうことも。
ここでは意外に気付けていないことも多い、間違ったブラッシングとそれぞれのNGポイントを見ておきましょう。
- 濡れた髪にブラッシングをする:髪がもっともデリケートな状態であり、キューティクルが傷つきやすくなるため
- 力任せのブラッシング:枝毛や切れ毛の原因になるため、ブラシの重さ・動きに任せてとかすこと
- 過度なブラッシング:ブラッシングの適切回数は3回程度、それ以上行ってしまうと乾燥やパサつきにつながる
~おわりに~
健やかな髪と頭皮を育てるための正しいブラッシング、学びになるポイントがいくつもあるんですね。
これまでのブラッシングのやり方を見直し、お伝えした正しい方法を早めにマスターしながら、髪と頭皮のベストコンディションが維持されていくより良い変化をぜひ期待していきましょう。
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